体力の重要性
大人になってからの財産に!
運動をして体力をつけることの重要性は、先人も各界のトップランナーも認めています。
人の成功と失敗のわかれめは、第一に健康である。次には熱と誠である。体力があって熱と誠があればかならず成功する。
~五島慶太(東急グループ創立者)
人生において重要なことは、大きな目標を持つとともに、それを達成できる能力と体力を持つことである。
~ゲーテ(ドイツの詩人・作家)
私は、集中力の基盤になるのは根気であり、その根気を支えるためには体力が必要だと思っている。
~羽生善治(将棋棋士)
スポーツをもっとやって仲間を作ってほしい。辛抱する力や人間力の訓練になる。
~塩川正十郎(元財務大臣)
ダイヤモンドオンラインの記事
勉強ができる子どもは脚力がある 「あと伸びする子ども」の共通点!
体力をつける時期
このグラフは、1930年にミネソタ大学のスキャモン教授が発表した「人体計測」という本の一節「子どもの身体計測」に載っている図です。
ヒトの4大組織(筋肉・骨・脈管などの全身組織,神経組織,リンパ組織,生殖組織)の成長スピードを示しています。
この発育発達曲線を参照すると、神経系統は、子どもの時期に神経回路が形成されていく大切な過程となります。神経系は、いったん自転車に乗れるようになると何年間も乗らなくても、すぐに乗れることからもわかるように、一度、神経回路を形成させることが非常に重要です。
ジュニア世代に神経回路へ刺激を与え、その回路を張り巡らせるために多種多様な動きを経験させることは、とても大切なことなのです。
このようにジュニアの時期に運動をし、正しい技術を身につけることは、勉強を行うのと同様に大人になってからの大きな財産になるのです。
足を速くする3つのポイント
(1)自分の身体を正しく動かす
自分の身体というのは、なかなか自分の思ったとおりには動きません。例えば、「左右の腕を逆方向に回しながら走る」、「ラダー(はしご)を使っていろんな動作をしてみる」というようなことをしてみると自分の思ったとおりに体が動かないことを実感できます。速く走るためには、このような状態を解消し、自分の思ったとおりに身体を動かせるように繰り返し練習することが必要です。
(2)バランスよく鍛える
「走る時に、左右の腕の振り方が違う」、「スキップをした時に右と左で飛び方が違う」などのことがよく起こります。これは体の左右のバランスが崩れていることから起こります。体の左右のバランス、腹筋や背筋など前後のバランス、上半身と下半身のバランスなど、速く走るためには身体の全てをバランスよく鍛えることが必要です。
(3)走りきる体力をつける
意外かもしれませんが、速く走れない子どもの多くは、最後まで走りきる体力がない場合が多いのです。これは「なわとび」や「スキップ」などの反復運動をしてみるとすぐにわかります。最初は正しく飛べるのに、突然、ある回数で正しく飛べなくなることが起こります。これはその回数前後までしか体力がないために起こるのです。速く走るためには最後まで走りきる体力を身につけることが必要です。
継続していくことが重要
走りは全ての運動の基本
「走り」は全ての運動の基本です。「正しい走りの練習を繰り返しする」→「いろんな運動ができるようになって運動が楽しくなる」→「普段から身体を動かすことが楽しくなるので体力がアップする」→「自然と体力がつくので疲れにくくなる」→「普段から集中力が向上する」という、良い循環がうまれます。
なぜ、かけっこを習うのか?
教室にはいろんな子どもたちが通っています。
もちろん通っているみんなの願いは「走る」「投げる」「跳ぶ」の能力が高くなることです。
神経を刺激することで脳が刺激され、新たな動作も習得
それは、さまざまなトレーニングを体験することです。
神経を刺激することで脳が刺激され、新たな動作も習得しやすくなります。できるだけ楽しく取り組んでもらえるようにメニューを立てています。
コオーディネーショントレーニングは頭と身体の連動、上半身と下半身の連動などを楽しく身体を動かしながら習得することができます。
もちろん、ある動作を行うためには一定以上の筋力が必要だったり理解力が必要だったりします。それを知ることで足りないところを強化したり、意識レベルを変えていくことにつながったりします。
大人になってからの財産に
小学生の間は特に、「できない」ことよりも「できること」を増やしていく運動をどんどん行うことが必要で、それが「楽しさ」にもつながると考えています。
それが結果的に、運動神経や体力などの大人になってからの財産になると考えています。
かけっこが速くなる14のコラム
vol.14 体力をつけて集中力もアップ!!
こんにちは!!
最近よく言われているのが、「集中力が持続しない子供が増えている」ことです。
それは、昔みたいに体を動かす機会が少なく子供に必要な体力がついていないことも原因だそうです。
では、体力をつけるためにはどうすれば良いのでしょうか・・・
一番は寒い冬でも外で遊ぶことです。
少年野球やサッカー、その他習い事でスポーツをしている子供たちは1週間の中に必す運動する時間があります。
でも習い事でスポーツなどをしていない子供たちは自分から体をする機会を増やさなければいけません。
周りに仲間がいれば誘って一緒に遊んだりもできますが、なかなかできない子どもの方が多いようです。
走るのが苦手でも、体を動かして体力をつけるためにもぜひ教室へお越しください!!
Vol.13 足音を聞いてみよう!!
みなさん、走っているときの自分の足音を意識して聞いてみたことはありますか?
つま先から接地していると接地の音はあまりよくないはずです。
教室は室内で行っているので、自分の足音を意識して聞くことができます。
走るのが得意な子供の足音を聞くとしっかり地面を反発して捉えている音が聞こえます。
苦手な子供の足音はつま先からついていたり、足が後ろに流れていいたりするため音が聞こえません・・・
このように接地がうまくいっていれば誰が聞いても良い音が聞こえます。
アスファルトをジョギングシューズなどで走る際にも音が意識できると思います。
ぜひ、一度足音を気にして走ってみてはいかがでしょうか?^^
Vol.12 運動神経は誰でも磨く事が出来る。
今回は運動神経についてのお話です。
皆さん、運動神経は先天性のもの、つまり生まれつきのものと
思っていませんか?
実は、運動神経は誰にでも磨くことができます。
運動神経というのは神経というので鍛える事が出来ない
と思っている人が多いと思います。
それはなぜか?
この運動神経が何者かと言う事が理解で来ている人が
少ないからだと思っています。
運動神経というのは以下のように考えられます。
・運動神経=運動経験量(運動記憶)+記憶の合成力+運動の予測力+運動の再現力
つまり、色んな運動の経験をすることが大事だということです。
どんなに運動しても全然上手くならないよ!
という人は最初の運動経験の質が悪い事が考えられます。
つまり最初の入力部分の情報が間違っているのです。
間違った情報が積み重なっても良い運動は出来ません。
また、良い動きが出来ていても再現性が無いと上手く出来ません。
ではこの二つの正しい動きと、運動再現性はどうやったら身に付くのか?
運動の再現性は以下のような理解が出来ます。
・運動の再現力=運動経験+運動認識力
運動の再現において、何が大事になってくるかというと「運動認識力」です。
ではこの運動認識力はどう分解できるかというと
・運動認識力=自分の運動感覚ー正しい運動感覚
この自分の運動感覚と正しい運動感覚が一致しているかどうか?
これが運動認識力の要素です。
これが0(ゼロ)であれば正しい動きが出来ている事になります。
※自分の運動感覚と正しい運動感覚に差があればある程
動作の改善の必要性が高くなり、指導の難易度が高くなる
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運動神経は才能だけではありません。必ず磨くことができます。
そして、時期を問いません。
Vol.11 グー、チョキ、パー!!
足で「グー、チョキ、パー」できますか?
しかも、チョキのときは1回目は右足、2回目は左足と交互に右足、左足でチョキをしてください。
低学年にやってもらうと、得意な足ばかりが前に出てしまってチョキのときは常に右足が前・・・
という子供が多いです。
バランスを養える動きですが、しっかり足の裏(特に親指の付け根)を意識して接地すると走るときにしっかり接地できるようになりますよ!!
慣れてくれば、目線を足元ではなくしっかり姿勢を正して前をみて行うように気をつけましょう!!
Vol.10 ケンケンできるかな?
各地でかけっこ教室を行わせていただくのですが、「片足でケンケン」できない子供たちが増えているように思います。右足でケンケンして10歩してから走り出してね~といっていても2,3歩ケンケンしたら体のバランスを崩して両足ついてしますのです。
外で遊ぶ機会が減って、運動をしている子としていない子供の差も大きくひらいてきているようにも感じています。
公園で遊んでいる子供をみても集まってゲームで遊んでいる子も見かけますし、、、
元気に遊んでいる子供をみるとなぜかほっとしたりします。
体のバランスを養うためにも、脚力を身につけるためにもぜひ「ケンケン」で進む練習をしてみてください。
特にやりはじめは、自分の利き足と違う足で差が出ると思いますがあきらめることなくやってみましょう!!
今後どんなスポーツをするときも必要な筋力やバランスが身につきますよ^^
Vol.9 足首をきたえよう!!
さて、前回は「足の付け根をきたえよう!!」
でしたが、今回は・・・・「足首をきたえよう!!」です。
足の付け根と同じように、足首も引き付ける力をつけると接地(地面に付くとき)するときにうまく走る力が発揮されますよ!!
きたえ方は・・・
普通に肩幅に立って、かかとを上げたり下げたりします。
バランスも同時に養えるようにできるだけゆっくりやってみましょう!!
慣れてくると、足の置き方を「ハの字」にしたり「蟹股(がにまた)」にしたり、いろんな角度できたえていきましょう!!
急にたくさん回数をすると足首が疲れてしますので、まずは10回ぐらいを2~3セットを目標に!!
足首に柔軟性をもたせて、思うような接地ができるようにがんばってみましょう!!
Vol.8 目標を定める!!
こんにちは!!
さて、今回は「目標を定める!!」です。
目標を定めるためにはまず、自分の「今」を知る必要があります。
ボール投げではどれぐらい投げれているのか
短いダッシュは何秒で走っているのか
周りの仲間はどれぐらいの記録を出しているのか・・・
小学生の段階で自分の記録を知る、考える力がついていれば成長するにあたって
「次は○○秒で走りたい!!」
と具体的に数字が言えるようになります。
そうすると普段のトレーニングに対する意識も変わってくるでしょうし、友達ともただ「速い」「遅い」で比べるのではなくタイムを見て競うことができます。
自分の記録を知り、次の測定にはどれぐらいの記録を出したいのか・・・
自分の記録を知り、考える力を身につけてほしいと思います。
Vol.7 早歩き~PART2~
みなさん、こんにちは!!
前回、「早歩き」の話をしましたが、実践されましたでしょうか?
指導では基本動作の中にこの動きをいれているのですが、
自分の体のラインより肩が前にくると腕が大きく振れなくなり・・・
動きも小さくなっている子供が目立ちます。
まずは、スタートする前に必ず背筋を伸ばして肩を自分の体のラインより少し後ろ
イメージとしては軽く肩甲骨(けんこうこつ)を寄せる感じでしかり背筋を伸ばしてからスタートすると良さそうです^^
小学生はまだ体の軸が出来上がっていない反面、とても体が柔軟なのでこの時期に大きな動きを覚えていくと良いでしょう!!
これが慣れてくると、早歩き~流し(走り)というように連動して走りの動きに変えていくこともできます。
大きな動きを意識して、できるだけ猫背にならないように気をつけて今後も行ってくださいね!!
ではまた^^
Vol.6 早歩きを覚えよう!!
こんにちは!!
さて、腕振りに続く話ですがみなさん「早歩き」できますか?
なかなか難しいとは思いますが、
速く走るために「早歩き」を覚えましょう!!
まずはかかとから接地して速く歩く練習をしましょう。
かかとから接地することで足の付け根まで意識することができます。
それが意識できたらOKです^^
腕も走るときと同じように軽くひじを曲げて速くふるともっと速く歩けるようになります。
足の接地と腕振りがリズムよくバランスがとれてくるとどんどん速く歩けるようになりますよ!!
Vol.5 腕振り~part2~
みなさん、こんにちは!!
前回、「手を振るのではなく、腕を振る」の続きを話そうと思います。
たまたま中学校時代の写真を見ると、やっぱり昔の私も「手振り」になっていました。
それは目で見て分かるぐらい肩に力が入ってしまっているのです。
実際、肩に力が入って腕がしっかり振れていないときはベストタイムを更新したことはありませんでした。
それほど腕振りは重要であり、また考えすぎると力みに変わってしまうものです。
まずは、日常のトレーニングで自然に腕が振れているか?
を確認する必要があります。
不自然=肩に力が入っている状態
と言えるかもしれません。
それぞれに腕の振り方には特徴があるので、何が正しいとかはありませんので、あまり考え過ぎないように^^
そして、最終的には楽しく「走る」ことができていれば良いのです。
足の付け根に手が触れるような位置で腕が振れていたら肩の力は抜けているかもしれませんよ!!
Vol.4 手を振るのではなくて、腕を振る!!
みなさん、こんにちは!!
気分が乗らない・・・
やる気が出ない・・・
そんなときはストレッチでも良いので、少し体を動かすことをお勧めします^^
ウォーキングやジョギングも気分を切り替えるときにお勧めです!!
仕事や勉強の疲れを運動の疲れに変えてリフレッシュしましょう!!
さて、今回は「腕ふり」の話です。
私もよく中学生の時に注意されたことですが・・・腕ふりじゃなくて手振りになってるぞ!!と。
それは走るときに肩に力が入ってしまい、肘から下でしか振っていないから起きる現象です。
自分では腕を振っていると思い込んでいるのですが、実は手しか振っていないのです・・・
それを改善するためには普段の練習で手に何か握る(例えばバトンとか・・・)と自然と肩の力が抜けて肩を軸に腕を振ることができます。
練習ではできていても、試合になると緊張して肩に力みがでることも多々あります。
日ごろの練習の際にできるだけ意識してトレーニングするように心がけましょう!!
「腕振り」に関してはまずは第一弾ということで^^
Vol.3 とにかく前を見て!!
小学生のみなさん、走る時はどこを見て走っていますか?
特に走るのが苦手なお友達は自分の足元を見たり、周りのお友達との違いを感じてきょろきょろしたりと目線が安定していない時が多くなります。
走るときの目線は基本的には「前」簡単に言えば「ゴールを見て走る」ようにしましょう!!
足元をみていると動きが硬くなってしまったり、小さくなってしまったりしてしまいます。
自分の先にあるゴールを目指して走るようにするとそれだけでも記録が伸びる人はたくさんいますよ!!
Vol.2 「走る」ことはスポーツの基本
自分が興味のある好スポーツには憧れの選手や目標になる選手が一人はいると思います。
その選手の動きを参考にしたり、プレイする姿に勇気や感動をもらったり、憧れる理由はさまざまだと思いますが^^
私が好きだったのはアメリカのカール・ルイス。
今思えば、世界陸上ではビデオを撮り、特集番組も何度も見ていた記憶がよみがえります。
彼の走る姿を見るだけで、自分が速く走れるような気がしていましたし幼い頃は友達と勝負をするときに「俺、カール・ルイスな!!」とその選手になりきったりしていました。
さまざまなスポーツで活躍するトップアスリートに共通して言えることは、「独自のトレーニング方法がある」ことです。
それは「自分の体をよく知り、自分に合ったトレーニング方法を見つけ出していること」と同じと言えます。
どんなスポーツにも基本の動きや習得しなければいけない動作などはあるはずですが、そこからの応用、ステップアップは自分で探し、見つけていかなければいけないと思います。
だから、指導者との信頼関係や人間関係が大切なのでしょう。
小学生に特化して言えば、いかに楽しく続けられる環境を作り出すか・・・が大切な鍵になってきます。
中学生・高校生になると競技種目の専門性も高くなるので、「楽しい」だけでは続かなく、「結果」を求められるようになります。
それまでの大切な小学生の間に何ができるのか?
スイミングスクールが成功しているように、かけっこ教室もこれからの時代、大切なのではないでしょうか。
「走る」ことはスポーツの基本ですから。
Vol.1 縄跳びはお勧めです
雨の日のトレーニング・・・
私が中学・高校時代、雨が降ると雨のときにしかできないメニューがあったので妙にワクワクしたりしていました。
階段ダッシュ、ハードルトレーニング、鬼補強、坂ダッシュなどなど。。。
子供心をくすぐるのはそういった特別なメニューとか、普段していないことへの好奇心なのかもしれないですね!!
冬に雪が降るとうれしくなるのと似ているのかもしれません。
上記にあげた以外にも縄跳びはお勧めです。地面の設置やリズム感を養うのにも最適だと思います。
先日、大人の方と一緒にトレーニングをした際に縄跳びをしたのですが、「昔は二重跳びなんて、楽々できたのにな~」と嘆いておられました。
この機会にまたやってみようと言ってました。
みなさんも、自分に合ったトレーニングを見つけると楽しく続けられるのではないでしょうか。